1971年の運命の6日間に起こった出来事を、実験の参加者の証言を基にたどる。なぜ中止されたのか?本物らしさをどう工夫したか?期間中に変容を遂げた原因は?看守のリーダー役はどんな思いだったのか?時代背景からも紐解き、参加者像を浮き彫りにする。6日間の変容を50余年前の貴重な映像を交え、囚人役と看守役の姿を追う。転換点となるいくつかの事件に焦点に絞って、実験の全貌に迫る。
運命の廊下で起きた出来事の真相が、フランス人研究者の助けを借りて、次々と明らかになっていく。ジンバルドー博士の長年の主張に疑問を投げかけ、50年前の物語が嘘に満ちていることが解き明かされる。多くの社会心理学実験が消えていく中、50年間、命脈を保ったのはなぜか?全国的に知名度が上がった事情や実験の余波も紹介する。実験の中核を担い、無情な看守と思われた人物の素顔にも迫る。
ジンバルドー博士が批判に対する反論を展開し、実験とその教訓を擁護する。時代背景や実験に至った彼の信念も紹介。演劇としての観点からは実験に新たな評価が加わる。博士が自身の最大の功績というシリーズも取り上げ、実験と博士の人生の総まとめとしてもご覧いただける。実験の再現を撮影する過程では、参加者たちの本音が吐露される。彼らの心に変化が現れて、実験の新たな側面が浮き彫りになる。